大阪ふれあいおりがみ −おりがみでいっしょに考える 『しょうがい』のこと− サポートブック 平成21年8月 大阪ふれあいキャンペーン実行 委員会啓発物作成・活用 方策等検討ワーキング グループ       「大阪ふれあいおりがみー おりがみでいっしょに考える 『しょうがい』のことー」を使う 前に   このサポートブックの役割は?   ○このサポートブックでは「大阪ふれあい おりがみ−おりがみでいっしょに 考える 『しょうがい』のこと−」を使用するにあたっての 活用の方法や   ポイント、配慮を お願いしたい事項等について示しています。  ○また、補足すべき知識や理解を深めるための 参考資料等についても併せて記述 しています。   教材の特徴(ねらい)は?  ○「障がい理解」の基本的な部分を 平易に学ぶとともに、「折り紙」を折る 体験を通じて一人ひとりにじっくりと 考えてもらうことをねらいます。  ○内容的には、一度に全てを理解 できなくとも、将来的に「そういうこと    だったのか」と理解して貰えれば良いという 考え方で作成しています。     教材の対象は?   ○たくさんのことに興味・関心をもち始める 小学校3、4年生を対象として   作成しています。   ○漢字表記は当用漢字表 第3学年の欄までを使用し、障がいの 表記は「しょうがい」で統一しています。   ※記載している内容は普遍的ですので、 漢字表記を改めれば、上級 学年での活用も可能です。     教材の活用時期は? ○障がい者週間(12月 3〜9日)、又はその前が適当と 考えられます。   【障がい者週間とは】 ・「障がい者週間」は、障害者 基本法第7条に規定されています。  ・「国民の間に広く障害者の 福祉についての関心と理解を深めるとともに、 障害者が社会、経済、文化その他 あらゆる分野の活動に積極的に参加   する意欲を高める」ことを目的として設定 されました。  ※詳しくは、内閣府ホームページを参照 ください。     教材はどの授業で使えば いいのか?   ○「総合的な学習の時間」や 「特別活動」などが適していると 考えられますが、それ以外の教科でも 活用いただいて結構です。   ○テーマ毎に区切ることも可能ですので、 ホームルームや家庭学習での活用も 考えられます。     教材を取り上げる順番は?   ○理解をすすめるべき順序と折り紙の 難易度を考慮して以下の 順番が理想的と考えられます。   【授業向け】  @「ティッシュいれ」→障がいに 関する基本的な考え方を説明  A「ぱくぱく」→障がい特性を 説明  ※指導者が考えを引き出しながら、 みんなで考えていくとともに、この2つを 同時に使用することで理解が深まると いうことから、是非、授業で取り上げて いただきたい内容です。   【宿題向け(自習等での活用も 可)】  B「箱」→ユニバーサルデザインの 説明、実例(身の回りの例)  C「はし袋」→障がいに関する マークの説明  ※この教材は、知識として知っておきたい ものを学習した後に、立体的に組み立てた 上で再度学習してもらうことを意図して います。 宿題や自習の教材として 取り上げていただきたい内容です。  (宿題として出せば、家庭での 障がい理解にもつながります。)  ※宿題や自習の教材として活用 する場合は、後日、「振り返り」の機会を 是非作ってください。感想や意見を交換 することでより理解が進むと考えられます。     教材を活用する上で配慮 すべきことは? ○小グループで互いに助け合いながら 折り紙を折ってください。   ○教材を活用するにあたってサポートが 必要な児童がいる場合は、周りが   サポートすることが何よりの学習に つながります。全員で取り組むことが  大切です。  (必要な場合は、サポートブックの内容 等を口頭で詳述してください。)       「ティッシュいれ」     ねらい   ○障がいに関する基本的な考え方を 理解します。    ○他人事ではなく、自分のこととして 問題をとらえます。   ○自尊感情、他尊感情の喚起・ 醸成をはかります。   ○困ったことがあればお互いに助け合う。 「共に生きる」という考えを実行できる 力を育みます。     訴えて欲しいポイント   ○「障がい」は周りの環境や一人ひとりの 全人的開発(成長と発達)の 状態によって相対的に変化します。  (下記「ICF」の考え方を参照 してください。)   ○障がいは誰にも生じ得るものです。   ○障がいは一つとして同じものは ありません。  (程度、生じた時期などにより多種 多様なケースがあります。)   ○不便や困ったことが生じた際に 手助けがあれば助かります。   ○まず、声をかけて、次にお手伝いが 必要か不要かを確認してください。 何を手伝うのかを聞くことが大事です。  (状態によっては、お手伝いの必要が ない場合もあります。)   ○お互いの個性や能力を発揮するために、 思いやりを持って相手の立場に立って行動する ことが大事です。     活用のヒント(事例、データ) ○内閣府HP  「心の身だしなみ」  「障害について知っておきたいこと・知ってほしい こと」募集結果   ○「ICF(国際生活機能 分類−国際障害分類 改訂版−)」(日本語版)  WHO(世界保健機関)  訳:厚生労働省社会・援護局 障害保健福祉部企画課   ※ICFの考え方  上段 健康状態  中段 心身機能・構造(変化・ 低下) 個人の活動(制限) 社会への 参加(制約)  下段 環境因子(周りの環境、 人間関係、社会構造、制度等) 個人因子(年齢、性別、人生 経験、性格等) 注釈  ・中段は「生活機能」と呼ばれます。  ・「生活機能」が阻害されている 状態が「障がい」がある状態です。  (生活上の様々な不都合、不便が ある状態が「障がい」)  ・各々の要素は影響しあいます。 (プラスにも、マイナスにも)  ☆生活機能というプラスの視点と環境 因子、個人因子の観点を加えたことが ICFの特徴です。       「ぱくぱく」     ねらい   ○視覚、聴覚、肢体、内部、知的、 精神などの基本的な障がい特性に ついて理解します。   ○併せて共に生活・活動していく 上で、知っておきたいと思われる点について 理解します。   ○「ティッシュいれ」で学習した 「障がいは周りの環境で変化する」と いう考え方を更に深め、理解を確実な ものとします。     訴えて欲しいポイント   ○基本的な障がい特性で記述して いるのはあくまで例示であり、これ以外にも 色々な「しょうがい」のある方がいます。   ○「共に生きる」という社会の実現の ためには、相手の立場に立って行動していく ことが重要な意味を持ちます。   ○「障がいは周りの環境で変化する」を 理解するために、ぱくぱくを用いて「日常 生活動作」と「サポートツール」をセットで 考えてみましょう。   ○たとえば、年をとれば「入れ歯」をするように、 雨が降れば「傘」をさすように、「めがね」が あれば「見る」という動作に「障がい」は なくなるはずです。(もし、めがねが発明 されていなかったら、どうでしょうか。)   ○関係が理解できたら、グループの 中で「日常生活動作」と「サポート ツール」をクイズ形式で出し合ってみましょう。   ○最後に「生活する」の項目を 取り上げてください。 我々が安心して暮らす ために「福祉サービス」は必要不可欠で、 みんなで支えあっていることを説明してください。 活用のヒント(事例、データ) ○学習(復習)のバリエーション  ・白地のぱくぱくに日常生活動作と サポートツールを貼りつける。(出来上がったものに 着色するのも興味を引くやり方です。)  ・さいころに日常生活動作を書いて、 出た目に対応するサポートツールを答えて いくゲーム形式も考えられます。   ○内閣府HP  「共生社会をみんなで作る ために」(絵で見る心の身だしなみ)       「箱」・「はし袋」     ねらい   ○身の回りにある「ユニバーサルデザイン」と 「障がいに関するマーク」をとりあげています。   ○宿題や自習の教材として 活用してもらうために、直感的に理解 しやすい内容を厳選しました。   ○知識として知っておきたいものを学習 した後に、立体的に組み立てた上で 再度 学習してもらうことを意図しています。     訴えて欲しいポイント   ○会話をしながらの作成がポイントです。 友達同士で遊んだり、家庭学習の 一環として活用していただくのが理想的 です。   ○宿題や自習の教材とした 場合には、「やりっぱなし」の恐れが ありますので、出来る限り「振り返り」の機会を 作ってください。   ○感想や意見をみんなで交換する ことで、より理解が進むと考えられます。     活用のヒント(事例、データ)   ○内閣府HP 「共生社会をみんなで作るために」(絵で 見る心の身だしなみ)  「障害者に関するマークについて」   ○国土交通省HP  「バリアフリー・ユニバーサルデザイン」   ☆今回とりあげたもの以外でも「大阪 ふれあいおりがみ」をみんなで考えてみて ください。