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喫煙者の歯肉
黒ずんで血行障害を起こしている |
健康な歯肉
みずみずしいピンク色 |
喫煙と口腔の健康の関係につきましては、従来から「口腔がん」が指摘され喫煙者は非喫煙者よりも口腔がんによる死亡のリスクが1.4から2.9倍高いといわれておりますが、近年、喫煙と歯周疾患との関係に関する調査・研究が進み、歯ぐきの健康に及ぼす喫煙の悪影響、言い換えますと歯の喪失との関係も解明されつつあります。
たばこを吸うことによって歯や歯肉はどのような影響を受けるのでしょうか。ニコチンの血管収縮作用により歯肉の血液の流れが悪くなり、酸素や栄養の不足を招きます。また、歯肉を線維化させるために出血などの歯槽膿漏症の症状が出にくく、手遅れにつながります。白血球の機能が50%に減少し、細菌と戦う能力が抑制されます。このほかにも歯周病の治療に必要な線維芽細胞の働きを抑制するため、治療への反応が悪くなります。
(注:参考文献「それでもタバコを吸いますか」
大西省三/岡賢二/熊谷崇著 クインテッセンス出版)
健康日本21では歯の喪失防止により8020達成者、すなわち、80歳で20本以上自分の歯を保っている人を20%以上にすることを目標にしておりますが、このなかで歯の喪失の原因となる歯ぐきの危険因子として喫煙を挙げ、禁煙支援、指導の重要性が述べられています。
さらに、平成10年度喫煙と健康問題に関する実態調査では27.3%の方が喫煙で歯周疾患にかかりやすくなるとしています。
以上の理由から、歯科保健の分野からも、喫煙の健康影響について、特に、進行した歯ぐきの病気に罹患している方については禁煙支援、指導を行っていくことが重要です。
そして、今このホームページをごらんになっている府民のみなさん、是非これらの機会をとらえ、喫煙をやめましょう。そして健康的で、すてきなスマイルラインを取り戻しましょう。
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