昭和42年7月9日の1日で255mmの集中暴雨が降りました。16時からの約6時間の雨量は187mmと特に激しく、1時間あたりの雨量も50mm近くに達していました。
この集中豪雨で安威川の本川やその支川において堤防の決壊や溢水、内水浸水により、死傷者61名、住宅の全半壊41戸、浸水家屋約25000戸、田畑への冠水約1500haなどの大きな被害が出ました。中央部で折れてしまった千歳橋や一面水浸しで湖のようになった両岸の様子が被害の大きさを表しています。橋が流され、道路が冠水するなど公共施設も深刻な打撃を受けました。
この北摂豪雨を契機に、安威川流域の抜本的な治水対策として安威川ダム建設計画が立案されました。
○ 被害内容
・ 死傷者:61名
・ 田畑冠水:約1500ha
・ 家屋の全半壊:41戸
・ 床上・床下浸水:約25000戸
・ 河川堤防決壊:12箇所
・ 橋被害:13橋
など
茨木市沢良宜付近
千歳橋の橋脚破損(茨木市戸伏町) あけぼの橋流失(茨木市野々宮町)
大阪府都市整備部河川室河川整備課
このページの作成所属
都市整備部 河川室河川整備課 地域河川・ダムグループ
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