株式会社京阪百貨店


労使で構成する「仕事と家庭の両立支援委員会」を設立し、全社員の声に耳を傾ける

両立支援の取組は「取りやすい環境」から、「取ることが当然」へ

管理本部サブマネージャーの北村有吾さん

今回お話しを伺った管理本部サブマネージャーの北村有吾さん。食品フロア、社長室勤務を経て、人事・教育担当へ。ハラスメント相談、労務110番の窓口でもある。(平成18年1月現在)

 京阪沿線に4つの商業施設を持つ株式会社京阪百貨店。仕事と家庭の両立を支援する様々な制度を持ち、多様で柔軟な取組を実施している企業として、平成16年度、厚生労働省のファミリー・フレンドリー企業表彰/大阪労働局長賞に選ばれました。

 育児休暇、介護休暇、看護休暇の他にも、アニバーサリー休暇、長期休暇(10連休)と、休暇制度は多種多様。とはいえ長期休暇に関しては、なかなか取得を希望する社員がいなかったそうです。そこで10連休を2回に分けて取得できるようにすると利用率がアップ。「取りやすい環境にする…ではなくて、取ることが当然にしたい。」と管理本部サブマネージャーの北村有吾さんは強調します。

 育児休暇に関しては、子が2歳になった次の3月末まで延長可能。産前・産後休暇は合計18週間。短時間勤務制度も積極的に実施しており、育児の場合子が小学校の入学するまで、介護の場合は最長4年間の利用が認められています。短時間勤務制度の利用率は常時30名ほどと高いものの、制度を利用していない社員からは不満の声も。「そうした不満を軽減するために、平成15年5月、『短時間勤務制度委員会』を『仕事と家庭の両立支援委員会』に改組。社員全員にアンケートを実施し、率直な意見を聞いています。」(前出 北村さん)両者の希望を満たすのは簡単ではないものの、現状を把握し、短時間勤務制度の見直しも図ることにしているとのことです。

正社員より多いパート社員の戦力化が目標

 現在、昇進・昇格について男女とも平等に機会があります。平成18年2月からは3等級認定試験を実施、これまで以上に平等にチャンスが訪れるようになりました。また社内に「京阪百貨店ベーシックスクール」というスクールがあるのも大きな特徴。こちらには労務、人権、環境問題やサービスなどに関する講座が開かれており、中堅社員は全員この講座を受けることができるのです。

 売り場で接客するのは正社員よりパート社員が多いのが現状です。既にパート社員の戦力化のため、正社員登用制度、連休制度と計画年休制度の適用など、待遇の整備を実施しています。連休制度に関しては、売り場の状況がどのように変わるか知るために、実際に売り場の主力であるパート社員が連休を取得しお客様の対応ができるかどうかをシミュレーションしてみたそうです。

取組一覧

1. 仕事と家庭の両立支援
    
  • 育児休暇制度は、子が2歳に達した最初の3月31日まで
  • 介護休暇制度は、1年間まで
  • 短時間勤務制度は、育児の場合、子が小学校に入学するまで、介護の場合4年間
  • 妊娠悪阻休暇は、1回の妊娠につき5日まで
  • 産前・産後休暇は合計18週間
  • こども看護休暇は、年間5日まで
  • 長期休暇制度(10連休)があり、2回に分けて取得することも可能
  • アニバーサリー休暇(誕生日もしくは誕生日がある月の中の1日)がある
2. 女性の能力活用
  • 平成18年2月より、男女とも3等級認定試験を実施
  • パート社員の戦力化
3. 働きやすい職場づくり
    
  • 短時間勤務者の意識調査や職場の環境について話し合う「仕事と家庭の両立支援委員会」を設置
  • 「ハラスメント」の相談窓口は、専用電話番号があり、匿名での相談が可能。窓口は人事・教育担当、労働組合の2つがある
  • 労務110番という専用電話番号がある

会社概要

社名株式会社京阪百貨店
事業概要百貨店業
業種各種小売業
所在地(住所)大阪府守口市河原町8-3
ホームページアドレスhttp://www.keihan-dept.co.jp/
創業年1983(昭和58)年
総従業員数
(正社員数)
581名
女性従業員数256名男性従業員数325名
女性平均年齢32.02歳男性平均年齢36.11歳
女性平均勤続年数10.96年男性平均勤続年数13.48年
女性従業員比率45%女性管理職比率3%

※平成18年3月1日現在

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府民文化部 男女参画・府民協働課 男女共同参画グループ

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