小林製薬株式会社


コーポレートブランドの価値向上をめざして、社員の声を活かし制度を見直し、働きやすさをバックアップ

利用者の声を参考に、より社員にとって使いやすいものへと仕事と家
庭の両立を支援する

小林製薬

左から、グループ統括本社ビジネス改革推進部給与・社保グループ長の富山有子さん(当時)、コーポレートブランド室長の藤城克也さん、広報部課長の岩田和子さん

 医薬品、医薬部外品、健康食品などの製造販売事業と医療機器事業を展開する小林製薬株式会社は、仕事と家庭の両立を支援する各種制度を、より社員にとって利用しやすいものとするため、平成17年春に制度の見直しを実施しました。

 育児休業制度については、子が1歳になった直後の4月末まで、あるいは1歳6ヵ月までのいずれかを選べるようになりました。1歳になった直後の4月末までと、小林製薬独自の期間を導入したのは、育児休業が1年間では、子が2月生まれの場合に保育所入所までブランクができること、また保育所に入所してからも4月は「ならし保育期間」で短時間しか預けられないという社員の事情を考慮しての改定です。育児短時間勤務制度についても、従来の、子が3歳までの期間に加えて、子が小学校1年生から3年生の期間が追加され、「夏休みだけ」といった利用も可能となりました。これらの制度は、実際に制度を利用した社員の声を活かして、実質的な使い勝手を重視して整備したといいます。「育児休業の利用率は高く、年によっては100%の時もあります。」(富山有子さん)

 小林製薬株式会社では、企業価値を高め、今後の企業の成長を確実なものとするために、ステークホルダーであるお客様、株主、従業員の満足度を高め「コーポレートブランドを高めよう」ということを経営方針の1つとして掲げており、働きやすい職場づくりもそうした経営理念のもとで推進しています。育児や介護の経験者を集めたフォーラムを開催し、そこで意見を吸い上げ、制度見直しに活かしたそうです。

 男性を意識した育児支援制度も検討中で、男性にも「育児のために休んでいい」ということを認識してもらおうとしています。こうした様々な制度整備を通して、育児休業などを取得しやすい社内風土づくりを進め、社員の働きやすさをバックアップしています。

女性向け製品が多く、活躍しやすい環境

 現在、採用の男女比率において、女性が約4割となっており、今後も現在の高い比率を維持する方針です。まず、本社部門が積極的に取り組み、他部門へと働きかけていくことをめざしています。「製品のアイデアを全社員から募るなど、男女を問わず、やる気のある人が手を挙げやすい自由な雰囲気があります。機会は平等です。

 女性向けの製品が多いため、特に研究、マーケティングなどでは女性の感性が十二分に活かされているケースが多く、女性がチャンスを活かして活躍しています。」(藤城克也さん) 男女の別なく力を発揮できるようにとの狙いから、セクシュアル・ハラスメント対策や様々な研修プログラムの充実にも取り組んでいるとのことです。

取組一覧

1. 仕事と家庭の両立支援
    
  • 育児休業は子が1歳になった直後の4月末まで、もしくは1歳6ヶ月まで取得可能
  • 短時間勤務について、子が3歳までの期間に加え、子が小学校1年生から3年生の期間を設定。「夏休みだけ」といった使い方も可能
  • 社内広報誌、社内LANで、制度改定についての認知が行き渡るように通達
  • 育児休業は社員だけでなく契約社員も取得でき、利用者も多い
  • 育児休業の利用状況は平成11年から20年までの間に67名
  • 看護休暇は5日間有給で取得でき、それ以上取得する場合は賃金7割支給。有給休暇は通常、当日申請可能だが、半日有給休暇は当日申請不可。看護休暇も当日申請可能
  • 平成17年春に介護休業が改定され、それまで90日を1回のみ取得可能だったのが180日を回数制限なしで取得可能
  • 育児休業からの復帰について、休業中のフォロー、育児休業面談シートなどを導入検討中
2. 女性の能力活用
  • 現在、女性の管理職(課長相当職)は13名と全管理職のうち4.7%だが、今後平成20年までに倍の6%達成を目標に掲げている
  • 男性のための育児支援制度は導入検討中
3. 働きやすい職場づくり
    
  • 繰り越し有給休暇積み立て制度があり、過去5年間のうち3年間分、最大40日間分を繰り越して取得できる
  • 半日有給休暇制度がある
  • メンタルヘルスについては、外部の電話相談機関や臨床心理士、月2回本社に訪れる精神科医に相談できるシステムがある
  • セクシュアル・ハラスメントについては、法務グループによる従業員相談室、社外弁護士、セクシュアル・ハラスメントとパワー・ハラスメント専門の相談窓口という3つの窓口を設け、人権推進事務局では周知徹底のための定期研修を行っている

会社概要

社名小林製薬株式会社
事業概要医薬品、医薬部外品などの製造販売、医療機器の輸入販売
業種医薬品などの製造販売業
所在地(住所)大阪府大阪市中央区道修町4-3-6
ホームページアドレスhttp://www.kobayashi.co.jp/
創業年1886(明治19)年/設立1919(大正8)年
総従業員数
(正社員数)
1,187名
女性従業員数207名男性従業員数980名
女性平均年齢35.0歳男性平均年齢39.4歳
女性平均勤続年数10.2年男性平均勤続年数14.1年
女性従業員比率17.4%女性管理職13名(課長相当級)

※平成20年7月現在(小林製薬株式会社 単体ベース)

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府民文化部 男女共同参画課

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