令和4年度ため池耐震性診断結果の公表について

代表連絡先 環境農林水産部  農政室整備課  農空間整備グループ
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提供日

2023年5月23日

提供時間

14時0分

内容

 大阪府では、府内にあるため池のうち、万一決壊した場合に下流への影響が大きいため池764箇所を「防災重点ため池「A級からC級」※」に指定しています。
 防災重点ため池のうち「A級からC級」については、大阪府ため池防災・減災アクションプランに基づき、下流への影響が大きいなど、優先度に応じて耐震性診断を進めており、令和3年度までに527箇所において実施済です。
 このたび、令和4年度に実施した12箇所の耐震性診断の結果をとりまとめましたので、お知らせします。

1 診断内容
 地震直後、池の堤が沈下することにより、池に貯まっている水が流出する危険性の有無を確認。

2 診断対象地震動:次の2種類の大規模地震
 ・直下型地震動(上町、生駒、有馬高槻、中央構造線、六甲淡路、大阪湾の6つの断層帯のうち、堤への影響が最も大きい地震動)
 ・海溝型地震動(南海トラフ巨大地震動)

3 診断手法
 簡易解析(変形の有無)及び詳細診断(変形量の算出)

4 診断結果
 診断した12箇所のため池のうち11箇所については、大規模地震発生後、直ちに貯水機能が損なわれるような堤の大きな変形は発生しないことが確認されました。
 以下の1箇所のため池については、堤が満水面より低く沈下し、貯水機能が損なわれ、貯留水が流出し堤が決壊する可能性があるとの診断結果となりました。
 (岬町)別所上池

5 診断結果を踏まえた対応
 上記1箇所のため池が所在する岬町及びため池管理者に対して、水位低下等の応急的な安全対策を講じるよう要請するなど、対策を進めているところです。
 今後、耐震対策工法の検討を行い、町やため池管理者と協議の上、具体的な対策を進めていきます。

※「防災重点ため池「A級からC級」」
 防災重点ため池とは、万一決壊した場合、影響範囲に住宅等が存在するなど、被害を及ぼすおそれがある2,486箇所のため池。
 さらに、影響度評価点(保全対象施設を距離等により点数化)、貯水量、堤高等の基準に基づき、下流への影響が大きいものから、A級、B級、C級、その他に分類。

関連ホームページ

大阪府ため池防災・減災アクションプラン

添付資料

令和4年度ため池耐震性診断結果 (Pdfファイル、182KB)

 

令和4年度ため池耐震性診断結果 (Excelファイル、417KB)

 

令和4年度ため池耐震性診断実施地区一覧表 (Pdfファイル、26KB)

 

令和4年度ため池耐震性診断実施地区一覧表 (Excelファイル、13KB)

資料提供ID

47629

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