東京圏、大阪圏など我が国の経済の牽引役となる大都市圏は、1990年代以降低迷し、国際的にみて地盤沈下したことから、この大都市圏を豊かで快適な、かつ、経済活力に満ちあふれた都市に再生する取り組みが国主導で始まりました。
特に我が国の都市が現在直面している地震に危険な市街地の存在や慢性的な交通渋滞、交通事故など、都市生活に過重な負担を強いている「20世紀の負の遺産の解消」となるプロジェクトや国際競争力のある世界都市の形成や安心して暮らせる美しい都市の形成、持続発展可能な社会の実現、自然と共生した社会の形成といった「21世紀の新しい都市創造」に向けたリーディングプロジェクトなどがあらたに「都市再生プロジェクト」として選定され、関係省庁、地方公共団体、関係民間主体が参加・連携し、総力を挙げた取組が始まっています。
都市再生プロジェクトは、経済構造改革の一環として国あげて取り組む観点から、
○都市構造に係る基本的課題に取り組むもの
○従来とは異なる新しい手法により取り組むもの
○民間投資への大きな誘発効果を持つものや民間ノウハウを活用するものなど、民間の力を引き出すものであること
○虫喰い土地の整形化による有効利用など、土地の流動化に寄与するものであること
などが、選定の基準とされ、大阪府内でも多くのプロジェクトが選定されています。
(1)経済の低迷 中枢管理機能の東京一極集中や、産業構造転換の遅れ、生産機能の海外流出、均衡ある発展を目指した国土政策などを背景として活力が大きく低下 中枢管理機能の東京一極集中や、産業構造転換の遅れ、生産機能の海外流出、均衡ある発展を目指した国土政策などを背景として活力が大きく低下 (2)20世紀の負の遺産 高度成長期の人口・産業の集中による居住環境の悪化や、交通渋滞、犯罪等生活環境の悪化 大量生産・大量消費・大量廃棄による環境破壊などを背景として都市環境が悪化 (3)基幹的なインフラ整備の遅れ 国際空港、情報拠点等基幹的なインフラ整備の遅れ |
様々な産業や豊かな自然、歴史・文化、多様な大学や試験研究機関、進取の気風などこれまで大阪が培ってきた豊富な蓄積を活用し、独自の魅力と国際競争力の向上を図る |
(1)経済の再生 ・大阪の蓄積を活かした先導的産業の育成や国際都市機能の向上に努め、産業再生を図る ・新たな都市魅力の向上に努め、国際集客都市づくりを進める ・広域連携を支える都市基盤の形成に努め、経済再生のための基盤を整備する (2)循環型快適環境都市の形成 ・快適都市環境の整備や循環型社会の形成に努め、都市環境を改善する (3)安全・安心都市の形成 ・都市防災機能の向上を図り安全・安心都市の形成に努める |
大阪再生を先導する「都市再生プロジェクト」の推進 |
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大阪圏における都市再生プロジェクトの概要 | |
以下には、これらのプロジェクトの進捗状況や取組みに関連したサイトをご紹介いたします。
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このページの作成所属
政策企画部 企画室推進課 推進グループ
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