大阪湾の貝毒情報


大阪湾の貝毒情報 

新着情報
【大阪府沿岸の天然アサリ及び淀川下流部のシジミについて安全性が確認されました!】

大阪府沿岸で採取した天然アサリ及び淀川下流部で採取したシジミについて、麻痺性貝毒の値が、本日の検査結果を含め3週連続で国の定める規制値(4マウスユニット/g)以下となり、安全性が確認されました。

本府では、4月4日に天然アサリから、4月5日にシジミから麻痺性貝毒が規制値を超えて検出されて以降、天然アサリ及びシジミ等二枚貝を採取し食べないようお願いしていましたが、今回の安全宣言を持ちまして規制を解除します。

なお、大阪府海域で採取されたアカガイ及びトリガイについては、国の規制値を超える麻痺性貝毒は検出されておりません。

関係者及び府民の皆様におかれましては、貝毒対策にご理解ご協力をいただきありがとうございました。     

(平成23年5月16日現在)   

貝毒とは

 アサリやホタテなどの二枚貝は、3月から9月にかけてエサのプランクトンが原因で毒をもつことがあります。
 毒を蓄積した貝を食べると、手足のしびれといった麻痺や下痢などの症状が発生することがあります。

 貝毒が発生している海域では、潮干狩りや海水浴などで
 アサリ、ムラサキイガイ及びカキなどの二枚貝を採取して
 食べないでください。
 貝毒は熱に強く、家庭での加熱調理では分解されません。

 

 






1 どんな症状が起きるの?

 貝毒には、症状によって麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2タイプがあります。

麻痺性貝毒

下痢性貝毒

○食後30分程度で発症。
○舌、唇、顔面、手足のしびれ、運動失調。
○重症の場合には、1日以内に呼吸麻痺で
死亡することがあります。

○食後30分から4時間で発症。
○下痢(水様便)や腹痛、嘔吐、吐き気。
○通常は、3日以内に回復し、死亡例は
ありません。


2 なぜ二枚貝に貝毒が蓄積するの?


 海水中のプランクトンの中には、食中毒の原因となる毒をもつものがあります。
 このような有害プランクトンが海水中に発生すると、二枚貝はそのプランクトンを食べて体内に毒を蓄積します。
 一度毒化した貝でも、海水中の有害プランクトンの密度が低くなると、しだいに貝の体内から毒が排出されて無毒になります。

二枚貝の毒化の図
          図1 二枚貝の毒化


 有害プランクトンによる毒化は、二枚貝以外の貝類や魚類、イカ、タコ、エビ、海藻類などにはおこりませんので、これらの海産物を食べても問題はありません。
 ただし、トゲクリガニ(大阪府には未生息)やイシガニが麻痺性貝毒を蓄積した二枚貝を捕食することによって、毒化することが知られています。



 家族で大阪湾に潮干狩りに行くんだけど、大阪湾の二枚貝は大丈夫かな?

 大阪府では、大阪湾の二枚貝の安全性を確認するために、貝毒の監視を行っています。
 定期的に貝毒の原因となる有害プランクトンの発生状況を調査し、必要に応じてアサリなどの二枚貝のもつ毒量を検査しています。
 また、大阪府では、潮干狩りシーズン中に、アサリを採取し、安全確認を行っています。
 大阪湾のアサリで規制値を超える貝毒が確認された場合は、府民の方々にアサリなどの二枚貝を潮干狩りなどで採取して食べないよう注意を呼びかけるため、直ちに新聞やホームページなどを通じて情報提供を行っています。安全性が確認されるまでの間、定期的に貝毒検査を行います。


大阪湾のアサリの監視体制の図
図2 大阪湾のアサリの監視体制

大阪湾の貝毒情報(平成23年)      検査機関:大阪府公衆衛生研究所(ただし、3月23日採取分は財団法人日本冷凍食品検査協会)

採取場所/採取日 

3月7日

3月23日

3月24日

4月4日

4月5日

4月11日



二色の浜
(貝塚市)

麻痺性貝毒

検出せず

検出せず

実施せず

11               (規制値超)

実施せず

20               (規制値超)

男里川河口
(阪南市)

麻痺性貝毒

               (規制値以下)

               (規制値以下)

実施せず

12               (規制値超)

実施せず

20               (規制値超)

淡輪
(岬町)

麻痺性貝毒

実施せず

検出せず

実施せず実施せず

3               (規制値以下)

3               (規制値以下)

箱作
(阪南市)

麻痺性貝毒

実施せず実施せず実施せず実施せず

10               (規制値超)

8               (規制値超)

アカガイ

大阪府海域

麻痺性貝毒

実施せず

実施せず

検出せず実施せず

4               (規制値以下)

実施せず

トリガイ

大阪府海域

麻痺性貝毒

実施せず

実施せず

検出せず実施せず

2               (規制値以下)

実施せず

シジミ

淀川下流部

麻痺性貝毒

実施せず

 実施せず

実施せず実施せず

11               (規制値超)

22  

実施せず

             (規制値超)

*4月11日に実施したシジミの検査結果については、国の定める検査方法に必要な量を確保できなかったため、参考値としています。

採取場所/採取日 

4月18日

4月25日

4月26日



二色の浜
(貝塚市)

麻痺性貝毒

7            (規制値超)

3            (規制値以下)

実施せず

男里川河口
(阪南市)

麻痺性貝毒

13               (規制値超)

5            (規制値超)

実施せず

淡輪
(岬町)

麻痺性貝毒

実施せず

実施せず

実施せず

箱作
(阪南市)

麻痺性貝毒

               (規制値以下)

検出せず

実施せず

多奈川
(岬町)

麻痺性貝毒

2               (規制値以下)

検出せず

実施せず

アカガイ

大阪府海域

麻痺性貝毒

実施せず 

実施せず

実施せず

トリガイ

大阪府海域

麻痺性貝毒

実施せず

実施せず

実施せず

シジミ

淀川下流部

麻痺性貝毒

11               (規制値超) 

実施せず

6               (規制値超)

 

採取場所/採取日

5月2日

5月9日



二色の浜
(貝塚市)

麻痺性貝毒

検出せず 

検出せず 

男里川河口
(阪南市)

麻痺性貝毒

 検出せず

 検出せず

淡輪
(岬町)

麻痺性貝毒

 実施せず

 実施せず

箱作
(阪南市)

麻痺性貝毒

 検出せず

 検出せず

多奈川
(岬町)

麻痺性貝毒

検出せず

検出せず

アカガイ

大阪府海域

 麻痺性貝毒

 実施せず

 実施せず

トリガイ

 大阪府海域

 麻痺性貝毒

 実施せず

 実施せず

シジミ

淀川下流部

麻痺性貝毒

2               (規制値以下)

検出せず

採取場所/採取日

5月16日



二色の浜
(貝塚市)

麻痺性貝毒

検出せず 

男里川河口
(阪南市)

麻痺性貝毒

 検出せず

淡輪
(岬町)

麻痺性貝毒

 実施せず

箱作
(阪南市)

麻痺性貝毒

 検出せず

多奈川
(岬町)

麻痺性貝毒

検出せず

アカガイ

大阪府海域

 麻痺性貝毒

 実施せず

トリガイ

 大阪府海域

 麻痺性貝毒

実施せず 

シジミ

淀川下流部

麻痺性貝毒

検出せず

 

 検出下限値:麻痺性貝毒(2.0MU/g)、下痢性貝毒(0.05MU/g)
☆貝毒の規制値は、農林水産省及び厚生労働省の通知で定められています。
・麻痺性貝毒:貝のむき身重量1グラムあたり4MUを超えた値
・下痢性貝毒:貝のむき身重量1グラムあたり0.05MUを超えた値


 お店で販売している二枚貝は安全なの?

 二枚貝の生産地では、定期的に貝の種類、海域ごとに貝毒の検査を行い、出荷する製品に貝毒の蓄積がないことを確認しています。
 この検査で規制値を超える貝毒が検出された場合は、出荷自粛の措置がとられています。
 また、大阪府においても、府内の市場やスーパーなどに流通する二枚貝の貝毒検査を実施し、貝毒による食中毒発生防止に努めて
います。


 府内で流通する二枚貝の貝毒検査結果

・平成21年度      

 ・平成20年度  ・平成19年度 ・平成18年度 ・平成17年度 ・平成16年度 ・平成15年度 ・平成14年度


 もっと詳しく 用語の説明

 貝毒の規制値

 貝毒の毒量は、マウスユニット(MU)という単位で表されます。麻痺性貝毒では、体重20グラムのマウスを15分で死に到らしめる毒量を
1MUとし、下痢性貝毒では、体重20グラムのマウスを24時間で死に到らしめる毒量を1MUとしています。
 規制値は、農林水産省及び厚生労働省の通知で定められており、貝のむき身重量1グラムあたり麻痺性貝毒では4MU、下痢性貝毒は0.05MUです。

 

 貝毒の原因となる有害プランクトン

 貝毒の原因となるのは特定の種類の有害プランクトンです。
 通常は海中にあまり発生しませんが、時として高密度に発生することがあります。
 有害プランクトンには、アレキサンドリウム・タマレンセ、アレキサンドリウム・カテネラ、ディノフィシス・フォルティなどがあります。

アレキサンドリウム・タマレンセ
アレキサンドリウムタマレンセの写真
(写真提供 水産技術センター)

アレキサンドリウム・カテネラ
アレキサンドリウムカテネラの写真
(写真提供 水産技術センター)



※貝毒に関するお問い合わせ先
 健康医療部食の安全推進課  Tel 06−6944−6705
 環境農林水産部水産課     Tel 06−6210−9612   

 泉佐野保健所          Tel 072−464−9688
 岸和田保健所          Tel 072−422−5681
 公衆衛生研究所         Tel 06−6972−1321
 

※大阪府ホームページ内へのリンク
 水産課ホームページ
 水産技術センターホームページ


近隣県の貝毒情報へのリンク
兵庫県
 兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センターのホームページ

三重県
 三重県農水商工部水産室のホームページ

海の図

このページの作成所属
健康医療部 食の安全推進課 流通監視グループ

ここまで本文です。