【はじめに】
私たちの周りでは、様々な統計調査が行われており、その結果として、いろいろな統計データが作成されています。
統計データは、一見するだけでは分かりにくいためグラフで可視化する手法が多く用いられています。棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなどはその一例です。
統計データを可視化する際にグラフは大変有効な手段ですが、誤ったグラフを作成してしまうと、そのグラフから受ける印象が実態とずれてしまう場合があるため、グラフを作成するには様々な注意が必要です。
ここでは、グラフの作成方法について説明しています。
お子さま向けへ分かりやすく説明しているグラフの作成方法は以下をご覧ください。
グラフが一般に備えるべき要素とその形式については、例図で記した事柄があげられます。
これらのうち、主な事柄について説明します。
(1)表題
これについては、なるべく簡単明瞭で、わかりやすい表題をグラフの上の部分に書きます。
なお、表題の類別や場所(地域)、時期等を、表題に書き添えることがあります。
(2)目盛り単位
目盛り単位は通常左側の最上部に書かれています。目盛りの基点(最下部)は「0」とします。
(3)目盛り数字
目盛り数字は縦軸の左側、目盛りは外側につけます。水平棒グラフや帯グラフなどの場合上部に書かれていますが、
グラフの両側につけられたものもあります。
(4)凡例、脚注など
図の下部に書くのが一般的ですが、右側、あるいは、図表の中の空白部分に書き込むこともあります。
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棒グラフは、数や量を棒の長さで表します。棒の長さを見れば大小がわかるので、数や量の違いを簡単に見つけることができます。
棒グラフの作り方はこちら
絵グラフは、調べたテーマに関連した絵を用いて表したグラフです。絵1つあたりの量はデータに応じて、それぞれ表します。
結果は棒グラフと同じですが、数や量が絵で表されているため、棒グラフよりわかりやすくなります。
絵グラフの作り方はこちら
折れ線グラフは、時間の移り変わりによって起きる変化を表すことができます。グラフの傾きから、変化があるかどうかのほか、
急な変化、ゆるやかな変化などもわかります。
折れ線グラフの作り方はこちら
円グラフは、円全体を100%と考え、割合ごとに区切って使います。全体に対する部分、部分同士の関係を比べることができます。
円グラフの作り方はこちら
帯グラフは、全体を100%と考え、長方形の中の割合ごとに区切って使います。円グラフと違う点は、帯グラフを並べたときに、割合の変化がわかりやすいことです。
柱状グラフは「ヒストグラム」ともいわれ、棒グラフと違って、棒同士がくっついています。柱状グラフは、記録や点数などの
ばらつきを 階級ごとにまとめて、傾向や平均を見ることができます。
このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ
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