第3章 人口(解説)

更新日:2011年4月20日

平成22年度大阪府統計年鑑

概況

 大阪府の人口(平成22年10月1日国勢調査速報値)は886万2896人で、世帯数(平成22年10月1日国勢調査速報値)は、383万2319世帯である。
 1世帯当たり人員は2.31人で、前年と同じである。

人口・世帯数の推移のグラフ

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転入と転出

 平成21年中の住民基本台帳人口移動報告による大阪府の転入と転出をみると、転入者は平成20年より1938人減少し、15万9651人となった。
 一方、転出者は平成20年より3233人減少し、16万1924人となり、転出超過数は、2273人となった。

年齢構造

 平成17年国勢調査(平成22年国勢調査結果未集計のため)による大阪府総人口の年齢3区分別構成をみると、15歳未満は121万1257人、15から64歳人口は591万3558人、65歳以上は163万4218人で、それぞれの総人口に占める割合は、13.7%、67.1%、18.5%となっている。
 年齢3区分別人口の推移をみると、15歳未満人口は昭和50年をピークとして減少しており、平成17年には平成12年より3万8698人、3.1%減少し、総人口に占める割合は0.5ポイント縮小した。一方65歳以上人口は平成12年より31万9005人、24.3%増加し、総人口に占める割合は、3.6ポイント拡大した。
 また、15から64歳人口は第1次ベビーブーム(昭和22年から24年)に出生した人口が15歳以上に達した昭和40年に総人口の72.5%を占め、その後は70%前後でほぼ横ばいに推移してきたが、第2次ベビーブーム(昭和46年から49年)に出生した人口が15歳以上に達した平成2年に72.7%まで上昇した。しかし、出生率の低下とともに65歳以上人口の急速な増加により、近年は低下傾向を示している。
 次に、平成12年から平成17年の5年間の5歳階級別人口増加率をみると、100歳以上が134.6%増で最も高い増加率となっており、次いで、95から99歳(91.0%増)、90から94歳(49.3%増)と続いている。
 一方、最も高い減少率を示しているのは、50歳から54歳の25.8%減で、次いで、25から29歳(23.1%減)と続いている。

労働力人口

 平成17年国勢調査(平成22年国勢調査結果未集計のため)による労働力人口状態をみると、15歳以上人口724万4037人のうち、労働力人口(就業者+完全失業者)は432万6711人であった。
 一方、経済活動に従事していない家事従事者、通学者、老齢者などの非労働人口は291万7326人であった。

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人口動態

 大阪府の出生率の推移をみると、第2次世界大戦直後の昭和22年から24年頃までは、人口千人に対して30前後の高い率を示していたが、その後は低下を続け、32年に15.2とそれまでの最低を記録した。翌33年から上昇に向かい、42年には、23.2となり、以後、横ばいの状態が続いていたが、47年からは再び低下傾向を示している。
 平成21年の大阪府における出生数は7万5250人、出生率(人口千対)は8.7となっている。
 一方、大阪府の死亡率の推移をみると、昭和22年に人口千人に対し14.5であったのが、戦後のめざましい医学の進歩、生活環境の改善等により、46年には5.1にまで低下し、以後、横ばい又は微増の傾向にある。
 平成21年の大阪府における死亡数は、7万3135人、死亡率(人口千対)は8.4(となっている。
 また、平成21年の大阪府における死産数は、1893胎(出産千対の死産率23.4)、婚姻件数は5万1689件(人口千対の婚姻率6.1)、離婚件数は2万737件(人口千対の離婚率2.37)となっている。
 次に、平成21年簡易生命表(厚生労働省作成)によると、日本人の平均寿命は、男子は79.59年で前年に比べ0.3年、また、女子も86.44年で前年に比べ0.39年拡大となった。
 これを国際的にみると、国により生命表の作成基礎期間が異なるため、厳密な比較はできないが、平均寿命が高い順に並べると、男性は、カタール81年、アイスランド79.7年、スイス79.7年、日本79.59年、そして、女性は、日本86.44年、フランス84.5年、スイス84.4年、イタリアが84.04年となり、男女とも日本の平均寿命は長く、世界のトップグループに入っているといえる。
 なお、全国的にみると、大阪府の平均寿命は平成17年都道府県別生命表(厚生労働省作成)から、男性78.21年、女性85.20年で47都道府県中(全国男子78.79年、女子85.75年)男子36位、女子44位となっている。

出生数と死亡数の推移のグラフ

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このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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